委員長はじめまして。いきなりで大変恐縮ですが、ブログという形を借り、私が委員長に対して思うことを長々と書いてみたい、そんな気持ちになりましたので、長々とポエムを書きます。お忙しいとは存じますが、読んでいただけましたら幸いです。
私は、委員長の配信を聴いた後、いつも気持ちがあふれてしまいます。それは面白いとか、かわいいとか、好きとか、そういう言葉や概念におさまるようなものではなく、とにかく委員長についての気持ちがとめどなくあふれてゆくのです。あえてこの気持ちに題名を付けるなら、「委員長について、あるいは月ノ美兎について」というような感じです。
私が委員長のお話を聴いていて一番心を動かされるのは、委員長がご自身とインターネットについてお話ししているときなのです。すなわち、私はくだけた言い方をすれば委員長とインターネットという関係性に萌えているのです。
一つ、いや二つ、配信での委員長の発言をここに引かせてください。
わたくしね、けっこう放送中に過去のなんかフラッシュですとか、
まぁなんかあのこういうサイトあったよね!みたいなね、
ちょっと懐かしサイトみたいなね、若干の、まあ10年前?とかの
懐かしサイトの話たまにするじゃないですか。でー、まあね。
なんか着々とね?わたくしもそれの一部になれているなって思うと
すごくうれしいんですよ。まぁなんというか、例えばわたくしが、
こういう例えばホットケーキAV女優モリナガって動画ありましたよね、
とか、こういうフラッシュありましたよねそういえば、
みたいな話するじゃないですか。でまあそういう感じでね?
例えば10年後とかですよ。わたくしがまあ、
もしネットに姿を現さなくなったとしても、
あの月ノ美兎ってそういえばいたよね、とか
そういう話をね、まあ誰かがするとするじゃないですか。
たぶんね、一人ぐらいはしてくれると思ってるんですよ、
この感じだと。10年後とかにね?そう。
そういえば月ノ美兎っていたよねーとか
あんま知らんけどみたいな感じでもわたくしはね、
そういうネットの歴史のね、ちっちゃな一部に
なれたことがとってもうれしいです。そう、ほんと感謝ですよそこは。
ありがとうございました、はい。
(中略)
わたくしちょーネット見ますからみなさん知ってる通り。
今も含めね、昔からちょーネット見ますから。
そういう自分と同じような境遇にある人がね、
自分のことを話してくれるかもしれないっていう、
そういうー、ね。ふいんきになれたことがね、うれしいですねー。
youtu.be
17:04~18:54より
あのね、すごくみなさんが、このね?
あのロイさんもそうなんですけれども、なんか自分がそのー、ね?
なにか一芸を発揮できるみたいなところで、こういうかたちでね、
あのわたくしがなんか、みなさんをそのー、世に、……フフッ、
世に出すなんて偉そうなことはね、ちょっと言えないんですけど、
まぁなんかそういうね、あのー、きっかけというか、あの土台にして
いただけたらなぁとほんとに思いますので。
はい、とってもね、わたくしもね、
すっごくみなさんに感謝しております。
ありがとうございます。
youtu.be
1:53:43~1:54:15より
ご自身が言われているように、委員長は「ちょー」ネットを見ているのだと思います。そしてその中で見た、インターネットの中で触れた、いろんな、それこそいろんなものたちに影響を受けているのでしょう。そして次に言うことが一番大切だと思うのですが、委員長はその、自分がインターネットからいかに多くの影響を受け、そしてそれによっていかに人生が方向づけられたのか、ということに対し、非常に自覚的であるのだと思うのです。
すなわち委員長は、インターネットのない自分は想像できない、と強く思っていらっしゃるのではないでしょうか?
インターネット、インターネットとボヤけた言葉をカギカッコも使わずに多用してしまい申し訳ありません。しかし、委員長はまさにその「ボヤけた」インターネットによってこそ自らを確固として定義できる、ありふれていながら非常に稀有な存在であると私は思うのです。
勝手に人の人生や存在について語ってしまい、本当に失礼なことをしてしまっているということをお詫び申し上げます。しかし、私のこの思いは、ある種の根拠のボヤけた確信によって裏付けされてもいるのです。この確信については話が委員長からそれてしまうのでここでは書きませんが。
さて、話を元に戻させてください。インターネットに強く影響を受けたということに非常に自覚的な委員長は、そうであるからこそ自分もそうしたインターネットの一部になり、ただ記憶の隅に残るということだけであっても、だれかにかすかな影響を与えたいとお考えになるのではないでしょうか。この勝手な想像、いや妄想が委員長に当てはまるかどうかはもちろんまた別の話ではありますが、私は、こうした考えにものすごく共感し、気持ちを動かされるのです。
私もこんなインターネットの片隅におりますが、インターネットのごく小さな一部としてでも、だれかになにか影響を与えられたらなと思う気持ちは強く持っています。そしてそれは、たとえばリアル(バーチャルと対になる言葉としてこの言葉を使います)の世界でだれかと触れあって、その人になにか影響を与えたいという思いよりも、もしかするとずっと強いのかもしれないなと考えています。委員長はいかがでしょうか?インターネットというボヤけていてどこのだれとも確定できないものから影響を受けた私たち(厚かましくもこう言わせてください)は、そのインターネット上にこそ、自らの発信の場を求めているのでしょう。
そのことを踏まえた上で、委員長がバーチャルライバーとして、月ノ美兎として(いえ、月ノ美兎が委員長なのです)活動しているのは、心の底に次のような気持ちがあるんじゃないだろうかということを考えるに至りました。先ほどから本当に失礼なことを申しており、恐縮です。しかし、聞いてほしいのです。
すなわち、私の思うその気持ち、それは、
自分のことを、見つけてほしい
ということなのではないかと思うのです。
だれに見つけてほしいかといえば、それは一つは過去のインターネットなのだと思います。すなわち、委員長が昔見ていたサイトを一緒に見ていた人であったり、あるいはそうしたサイトを運営していた側の人たちです。
そして二つには、今のインターネットです。すなわち、今リアルタイムで委員長を見ている人たちでしょう。さらに言いかえれば、委員長を自らのインターネット経験とすることのできる、そうなる人たちであると思います。
さらに三つ目には、未来のインターネットがあると思います。すなわち、決してリアルタイムではないが、何かの拍子に10年前のインターネットの箱を開けてしまった人たちです。
これらの人たちに自分を見つけてほしい、そういう思いを、私は委員長に見てしまいます。これは身勝手な妄想でしょうか?そうだったとしても、どこのだれとも知れぬ、インターネットの片隅に生息する一つの存在に、上記のような妄想を抱かせたことだけは事実なのです。胸を張ってください。委員長は、それだけすごい、それこそすごいなどという言葉では表すことができないくらいにすごい存在なのです。
また少し話がそれてしまいました。初めに書いた委員長とインターネットの関係性というのが、いま上で書いたようなことなのです。
委員長とインターネットの関係性、それはいわば無限のスパイラルです。インターネットが委員長を生み、委員長はインターネットになることで、インターネットに発見されるのです。そしてインターネットと化した委員長は、もしかすると未来に新たな委員長の種をまいているのかもしれません。もちろんそれは委員長が意図するとしないとに関わらずです。
人と人とのふれあい、リアルでのそれは、自分と相手の顔があり、声があり、そして名前があります。インターネットの交流は、今でも無機質なフォントによる感情のやりとりが主流なのかもしれません。しかしそこに生まれる感情の交流は、ボヤけていて確固とした方向がないからこそ、時として爆発的で奇跡的なものを生み出したりするのだと思います。私はおそらく、インターネットのことが大好きです。
私は絵も描けなければ曲も作れませんし、ゲームを作ることもロゴを書くことも、おもしろおかしいエピソードを小粋なあいさつとともにしたためることもできません。しかしこの程度のポエムを書くことはでき、そしてこのポエムをインターネットの海に流すだけのツラの皮の厚さも持っています。私にできるのはこのくらいですが、私にこうさせたこともまた、委員長の持つパワーなのだと思います。
ラジオに送れよという話ですが、どう考えても長すぎるということと、そして私も、自分の書いた文章が文章としてインターネットの海を漂うことは望むところであるというところから、このように不特定多数(多数ですか?)の読むブログ記事とさせていただいた次第であります。
これからも、委員長の配信楽しみにしております。