帰宅部活動記録を見ました

 

このたび(今更?という感じですが)帰宅部活動記録をすべて見ました。結論から言うととても面白く、自分はこの作品がめちゃくちゃ好きだなあとひしひし感じながら見ていました。

 

元々この作品は名前は聞いていて、おそらく自分が好きになるタイプのアニメなんだろうなあと思いながら、結局実際見るまでに放映から7クール分の時間が経ってしまっていました。今回、春休みというのもあり一念発起してついに見たわけであります。

アニメを見る前の事前情報としては、「声優さんの演技が棒であること」、「OPをチラッと聴いたことがあること」、「小林美晴、千本木彩花さんという声優が出ていること」くらいで、これほどギャグに振れたアニメとも知りませんでしたが、アニメを見る前に原作の1巻を購入し読んでみました。ここで作品の雰囲気に慣れた(?)のがアニメ視聴にはよかったのかなあと思います。1話からどっぷりとハマり、バッチリ楽しむことができました。

2巻以降はアニメを視聴した状態で原作を初見で読むというように楽しみたいと思います。

 

 

さてアニメの方ですが、一つ、前半で特に感じたこととして「体感時間がものすごく長い」ことを挙げます。おそらくは単純なAパートBパートではなく変則的に3~4つのゆるいまとまりをもって話を進めていくという構成(最終話ははっちゃけてましたが)、マシンガンのようにツッコんだりもすれば時にはかなり長い尺ボケ倒すなどという独特のテンポ感、また1話は前半でしきりに「EDに入るフェイント→まだ終わってねーよ!」のくだりをやったこともあるでしょう。いずれにせよこのアニメがかなりユニークであることは確かで、このアニメを決定的に特徴づける一つでありながら、今後こういうアニメ出ないだろうなあという寂しさも感じさせます……

あと原作を(1巻だけ)読んでから見て思ったのは、原作のネタに忠実にやりながら、真の使い方やあざらしの使い方など、アニメはアニメオンリーの面白さがあるなあということです。

 

 

個別的な話の内容の方では、一番好きなエピソードは7話の最初、記録の二十一の「封じられた言葉!!」です(タブーしりとりの話)。ただのしりとりでこんなに爆笑できるネタを考えるなんて抜群のセンスすぎますくろは先生!(あんまり褒めると怒られる)

サブタイや「鼻でスパゲッティを食べる」という罰ゲームなど、元ネタがわかるというというのも個人的にポイントの高かったところです。たまーに(たまにじゃないか)パロディネタが入ってくるところもこのアニメの好きなところです。

 

キャラの話をすると、身も蓋もない話ですが全員好きです。5人の中では……みんな好きですが夏希ちゃんのツッコミ、最高だなあとことあるごとに思います。一番好きなのは、9話記録の三十一で桜ちゃんから電話がかかってきたときの「誰がゾンビやねん!」です。(めっちゃかわいい)

5人以外だと、最終話のあいかりん話の古橋ちゃんは素晴らしい。田辺留依さんウィザバリ七七七一週間フレンズ以降ほとんど見ませんが、彼女も前にもまして好きになったのでまたアニメで声を聴きたいですね。

 

姉:安藤夏希最高だなとかM・A・Oあざらし最高だなとか球技大会回で桜ちゃんのクラスメイトが桜ちゃんを「道明寺ィー!」って呼んでるところ最高だなとか花梨ちゃんがかわいいことしたときに出る[可愛い]棒のやつ最高だなとか単純に3話最高だなとかネタを適当に投げたと思ったら数話離れたところで唐突に回収するの最高だなとかOPのイントロのSDキャラ最高にかわいくて最高だなとか女の子は徹底的にかわいく描くのに男のモブキャラは目に見えて作画適当だな(けなしてはない)とかいろいろ言いたいことはあるのですが、まあ野暮なのでやめます。

 

 

今更ですがこの記事は「みんなも帰宅部活動記録見てみよう!」というのではなく(もちろんこのアニメを好きになる人が増えてくれるのはある意味ではうれしいことではありますが)、「私は帰宅部活動記録が大好きな人間でしたよ」という報告程度のものです。ファンタジスタドーラーの次に帰宅部オタクにもなってしまった、というよりやはりというか帰宅部オタクでもあるということが明らかになりました。でも心の底から面白いと思うのだから仕方ないのです。

 

リアルタイムで見ていたら、おそらくはネガティブな話題も目に入ってしまっていたのかもしれません(知らんけど)。放映から約2年も経ち、そういったものからフリーな状態で、自分にしてはめずらしくわりと一気にこのアニメを見ることができたのは結果的にはよかったのかなあと思ったりもしています。BD貸してくださり、本当にありがとうございます。

 

アニメを見る人間になって本当によかったと思える作品リストに、この帰宅部活動記録も確かに入りました。ありがとうございました!