2015年冬アニメ打線(短レビュー)

 

もう春アニメも2週目3週目にさしかかったところではありますが、冬アニメのめぼしいものは最終回まで見終わったというところで、冬アニメで打線を組むというところで感想に代えようと思います。

 

余談ですが、自分は順位形式や点数形式ではなく打線を組むという形をよくとるのですが、それは(自分が野球好きだからというのはおいといて)、単純な優劣をあまりつけたくないということがあります。前者2つではどうしても優劣がついてしまいますが、後者では必ずしもそうではないと考えています。(野球好きでないと伝わりにくいとは思いますが)

4番を打つような強打者アニメを並べてもうまくいかないし、しかしやはりこじんまりとした打線では迫力に欠ける……といった具合でしょうか。

個人的な打順とアニメの特徴との相関を考えると、

1番:ガツンとしたおもしろさがありながらも安定感もある

3番:全体的な完成度が高い

4,5番:とにかく抜群に面白い

6番:安定して面白い

7番:安定感に欠けるが爆発力がある

2,8,9番:肩ひじ張らずに見られる

(投):いいアニメ、好きなアニメ

ぐらいな感じです。もちろんばらつきはありますし、あくまで気分というか感性で選んでいるので例外を挙げればキリがなくなりそうですが。

また、守備位置の方は完全に趣味です。

 

 

前置きが長くなりました。2015年冬アニメ打線です。

 

1(三)美男高校地球防衛部LOVE!

2(中)幸腹グラフィティ

3(遊)SHIROBAKO

4(左)クロスアンジュ 天使と竜の輪舞

5(指)聖剣使いの禁呪詠唱

6(二)冴えない彼女の育て方

7(一)艦隊これくしょん -艦これ-

8(捕)デス・パレード

9(右)銃皇無尽のファフニール

(投)少年ハリウッド -HOLLY STAGE FOR 50-

 

 

以下短く感想を述べたいと思います。

 

【美男高校地球防衛部LOVE!】

いい意味で裏切られた作品。1話のインパクトが非常に大きかった。最終話も勢いで持っていったところはあるが、この作品らしさが発揮されており、尻すぼみにならないいい最終回だったと思う。正直中盤はマンネリ感も否めないところはあったが、1話の衝撃が強すぎたゆえのものだろう。中盤からは腐向けな面をのぞかせたが、前半でギャグアニメという印象を植え付けられたためにそれらの展開も素直にギャグとして楽しむことができた。今期なにかと話題のディオメディアだったが、オリジナルでもエンターテイメント性の高いアニメを作ってくるあたり、冬期はやはりディオメディアが目立ったクールだったという印象が強い。

 

【幸腹グラフィティ】

シャフトアニメだが、食事シーンというこのアニメの見せ場をシャフト独特の演出で際立たせたという点において、シャフトがうまくはまったアニメと言えるのではないか。食事の演出も最初こそ面食らったものの、慣れもあり中盤からはこのアニメの見どころとして見ることができるようになった。OP,EDは映像的にも曲的にもかなり好きだった。まんがタイムきらら枠の中でもしっかりとした個性を放った作品。夏にお風呂でアイスが食べたくなる……

 

【SHIROBAKO】

前クールからの継続だが、やはり圧倒的に素晴らしい作品だった。個人的にはこのアニメはアニメ業界のことをリアルに描く作品、というよりはアニメ業界というには単純に舞台にすぎず、あくまでフィクション的に、一つのゴールを目指していくなかで問題の発生とその解決にカタルシスを覚えていくアニメだと思っているので、後期では前期よりもフィクションに寄った描写が多く(超コミュ障久乃木ちゃんやめちゃくちゃとも言える出版社側など)、よりいい具合だったと感じている。もちろん好みは分かれるところかもしれないが。いずれにしてもこの作品の出来が見事であることには変わりのないことだろう。

 

【クロスアンジュ 天使と竜の輪舞】

前期からの継続2大巨頭のもう一つ。正直なところ後期前半のドラゴンワールドでアンジュとタスクがイチャイチャしていたあたりはこのアニメも落ち着いてきたか……(?)という印象を受けたが、アルゼナルに帰ってきて前期でお世話になった様々なキャラがもう一度敵味方に分かれて戦う展開は非常に燃えたし、面白かった。ロボットものとしても戦闘シーンなど見応えがあったし、汚い(褒めてる)エロもギャグも抜群に面白かった。個人的には終盤にクリスがエンブリヲ"""くん"""と、くん付けでエンブリヲを呼んでいたのが最高に面白かった。

 

 【聖剣使いの禁呪詠唱】

作画とBGMで笑いを取りに行く、アニメの新しい形を提示してくれた作品。ヤシの木はもちろん、だんだん人が増えていくEDの一枚絵など、あらゆるところで笑いに貪欲なアニメで、楽しみ方が分かってからは終始画面の前で爆笑していた。声優さんたちもキャラにハマっていて、特にサツキの「フォーッフォッフォッフォ!」や「うー→みー↓がー→すー→きー↑!!!」は、一度聞いたら耳から離れない魅力があった。またなんといっても、今後何かを思い出すたびに笑ってしまうであろうことは、このアニメが世に与えた最も大きな影響の一つだろう。

 

【冴えない彼女の育て方】

いきなり0話でサービス回がきたときにはこのアニメは何がしたいのか……と困惑したものの、その後のストーリー展開はまともで、女の子もかわいく楽しめた作品だった。今期エロ作品としては新妹魔王の契約者ISUCAなどが挙げられるが、この作品は比較的上品なエロというか、まあ下品なところもあるにはあったけれども、全体的にフェティシズムを刺激する感じが一歩抜けている印象を受けた。たまに出る安芸くんのオタク全開なセリフ回しは僕は非常に好きでしたので楽しめたが、人を選ぶものではあったと思う。ただそこもこの作品のたしかな魅力の一つではあるのだが。あと、やはり加藤恵は良い。とても良い。

 

艦隊これくしょん -艦これ-】

話題作。ゲームの方を1年半ほどやっている身としてこのアニメを見ていたが、自分はこのアニメはどこまでいってもキャラアニメでしかないと思っているので、最後までほぼ作画の崩れがなかったというだけでもかなり評価している。ストーリー上のことをあれこれ言うことはできるけれど、あまり気を張ってストーリーを追いながら見るよりも、ただ単に動いてしゃべってる艦娘たちを愛でる、そういうアニメでいいんじゃないだろうか。もちろんゲームをしておらず初見でアニメを見た人たちがどういう風にこのアニメを見ていたかはわからないところではあるのだが。6話最高、なんだけれども、あれだけを12話分やるアニメにしなくてよかったとも思う。なんだかむずかしい。

 

【デス・パレード】

最終話まできれいに終わって、見てよかった……と思えるいい作品だった。重めのテーマを扱った作品ではあったが、中盤はギャグ回があったり、随所にいい話もあったりと、飽きたり疲れたりすることなく見れた。逆に言うと人間の闇がズンズン出てくるような回がむしろ少なめな気もしたのが少し残念か。キャラクターがいきいきと楽しそうにしていたのが印象的なOPも本編とのギャップもあって良かった。

 

【銃皇無尽のファフニール

どこが良かったかと訊かれるとOPとEDとしか答えられないのだけれども……ただ、なんかデカい敵がこっちにやってくるのをなんとかして倒すという流れは単純明快で、ストーリーに悩むことなく楽しむことができたと思う。キャラはそこそこいたものの実質ヒロインはイリス・フレイアちゃん一人と言って差し支えなく(中盤空気だったが)、最後イリスとモノノベが海を見るシーンは素直によかったなあと感じられた。モノノベのアンチ・グラヴィティやメラメラ燃えてるけど熱くなさそうな炎など、たまーにシュールで笑えるシーンがあったのも良かった。全体としては、少ないストレスで安定してそこそこ楽しめたと言える。

 

【少年ハリウッド -HOLLY STAGE FOR 50-】

一期から見続けたが、だんだんと愛着がわいてくる不思議なアニメだった。おそらくは原作者が脚本を書いていることによるのだろうが、各キャラの何気ない会話からもそのキャラクターのいきいきとした姿が現れ、このアニメがというよりも、少年ハリウッドそのものが好きになる、そんな感覚だった。あまり見ていた人は多くなかったとは思うが、できれば是非とも一期から最後まで見てほしい、そんなアニメだった。ファンシーメルシーブラックコーヒーはお気に入りの1話。

 

 

 

こんな感じです。その他にもいろいろ話をしたい作品はあるのですが、なにぶん文章を書くのはなかなか苦手でとても時間がかかってしまうので、また時間があればというところです。

 

春アニメも、開始当初は特に注目もしていなかった作品の中からお気に入りの一本が見つかることを期待しながら見ていきたいと思います。

 

 

帰宅部活動記録を見ました

 

このたび(今更?という感じですが)帰宅部活動記録をすべて見ました。結論から言うととても面白く、自分はこの作品がめちゃくちゃ好きだなあとひしひし感じながら見ていました。

 

元々この作品は名前は聞いていて、おそらく自分が好きになるタイプのアニメなんだろうなあと思いながら、結局実際見るまでに放映から7クール分の時間が経ってしまっていました。今回、春休みというのもあり一念発起してついに見たわけであります。

アニメを見る前の事前情報としては、「声優さんの演技が棒であること」、「OPをチラッと聴いたことがあること」、「小林美晴、千本木彩花さんという声優が出ていること」くらいで、これほどギャグに振れたアニメとも知りませんでしたが、アニメを見る前に原作の1巻を購入し読んでみました。ここで作品の雰囲気に慣れた(?)のがアニメ視聴にはよかったのかなあと思います。1話からどっぷりとハマり、バッチリ楽しむことができました。

2巻以降はアニメを視聴した状態で原作を初見で読むというように楽しみたいと思います。

 

 

さてアニメの方ですが、一つ、前半で特に感じたこととして「体感時間がものすごく長い」ことを挙げます。おそらくは単純なAパートBパートではなく変則的に3~4つのゆるいまとまりをもって話を進めていくという構成(最終話ははっちゃけてましたが)、マシンガンのようにツッコんだりもすれば時にはかなり長い尺ボケ倒すなどという独特のテンポ感、また1話は前半でしきりに「EDに入るフェイント→まだ終わってねーよ!」のくだりをやったこともあるでしょう。いずれにせよこのアニメがかなりユニークであることは確かで、このアニメを決定的に特徴づける一つでありながら、今後こういうアニメ出ないだろうなあという寂しさも感じさせます……

あと原作を(1巻だけ)読んでから見て思ったのは、原作のネタに忠実にやりながら、真の使い方やあざらしの使い方など、アニメはアニメオンリーの面白さがあるなあということです。

 

 

個別的な話の内容の方では、一番好きなエピソードは7話の最初、記録の二十一の「封じられた言葉!!」です(タブーしりとりの話)。ただのしりとりでこんなに爆笑できるネタを考えるなんて抜群のセンスすぎますくろは先生!(あんまり褒めると怒られる)

サブタイや「鼻でスパゲッティを食べる」という罰ゲームなど、元ネタがわかるというというのも個人的にポイントの高かったところです。たまーに(たまにじゃないか)パロディネタが入ってくるところもこのアニメの好きなところです。

 

キャラの話をすると、身も蓋もない話ですが全員好きです。5人の中では……みんな好きですが夏希ちゃんのツッコミ、最高だなあとことあるごとに思います。一番好きなのは、9話記録の三十一で桜ちゃんから電話がかかってきたときの「誰がゾンビやねん!」です。(めっちゃかわいい)

5人以外だと、最終話のあいかりん話の古橋ちゃんは素晴らしい。田辺留依さんウィザバリ七七七一週間フレンズ以降ほとんど見ませんが、彼女も前にもまして好きになったのでまたアニメで声を聴きたいですね。

 

姉:安藤夏希最高だなとかM・A・Oあざらし最高だなとか球技大会回で桜ちゃんのクラスメイトが桜ちゃんを「道明寺ィー!」って呼んでるところ最高だなとか花梨ちゃんがかわいいことしたときに出る[可愛い]棒のやつ最高だなとか単純に3話最高だなとかネタを適当に投げたと思ったら数話離れたところで唐突に回収するの最高だなとかOPのイントロのSDキャラ最高にかわいくて最高だなとか女の子は徹底的にかわいく描くのに男のモブキャラは目に見えて作画適当だな(けなしてはない)とかいろいろ言いたいことはあるのですが、まあ野暮なのでやめます。

 

 

今更ですがこの記事は「みんなも帰宅部活動記録見てみよう!」というのではなく(もちろんこのアニメを好きになる人が増えてくれるのはある意味ではうれしいことではありますが)、「私は帰宅部活動記録が大好きな人間でしたよ」という報告程度のものです。ファンタジスタドーラーの次に帰宅部オタクにもなってしまった、というよりやはりというか帰宅部オタクでもあるということが明らかになりました。でも心の底から面白いと思うのだから仕方ないのです。

 

リアルタイムで見ていたら、おそらくはネガティブな話題も目に入ってしまっていたのかもしれません(知らんけど)。放映から約2年も経ち、そういったものからフリーな状態で、自分にしてはめずらしくわりと一気にこのアニメを見ることができたのは結果的にはよかったのかなあと思ったりもしています。BD貸してくださり、本当にありがとうございます。

 

アニメを見る人間になって本当によかったと思える作品リストに、この帰宅部活動記録も確かに入りました。ありがとうございました!

 

 

 

私(僕)(俺)アニメ見るよ、と一口に言っても ~様々な好みと様々な見方~

 

アニメオタク、この記事ではより広く「アニメを見る人」としますが、彼らは一つの集団、同志、趣味を同じくする仲間である、と言えるでしょうか。

「アニメを見る」「アニメが好きだ」という言葉に反応してアニメ談議に花を咲かせようとするも、どうにも見ているアニメがかぶっていなかったり、抱く感想が異なっていてイマイチ盛り上がれなかったなどということは、もしかすると多くの人が経験のあることかもしれません。

 

アニメには様々な要素があります。様々なタイプのアニメがあります。

例えば野球を見るのが好きだと言っても、プロ野球が好きな人、アマチュア野球が好きな人、メジャーリーグが好きな人がいますし、それぞれの選手のプレイに注目する人もいれば、データを集めて整理するのが好きだという人もいます。特定のチーム、選手を応援するのが楽しいという人もいれば、そういうことは特にないけれど見るのが楽しいんだという人もいます。もちろん、様々な要素を同時に楽しんでいるものなのですが、その重心、そして深さは十人十色であるでしょう。

 

この例えが適切がどうかというところはありますが、やはり「アニメを見る」ということにおいても、人によってその見方、重心、好みなんかは様々あるわけです。

そこで、なんとなく自分の中にある「アニメを見る人」のタイプ分けを書き出してみて、適当に名称もつけてみました。自分がどのタイプに近いか、どういった風にアニメを見ているのかを考えてみるとともに、自分がこれまでやっていなかった見方をしてみるのもいいと思います。また、自分がどういうタイプで、また相手はどういうタイプなのかなということを考えると、より円滑なアニメ談議ができるのではないかとも思います。

 

 雑食型

 特にこだわりなどなく、おもしろいと思ったアニメ、好きだと思ったアニメをいろいろ見ていく人たち。

アニメを見ようと思った理由、見なかった理由などに確固たるものがあるわけではなく、いろんなアニメを見ている。中高生などアニメを見だして間もない人に多いイメージ。この期間を経て後述する様々なタイプに分かれていくのがよくあるアニオタルートかと。

 

完食型 

放映しているアニメ全部、しかも1話から最終話まで全部見る、という人たち。全部、といっても深夜アニメ以外は漏らしているとかテレビ放映ないやつは見てないという人も広義でここに含めたい。

おもしろい、おもしろそうなアニメを見ていくうちに全部のアニメを見るのが常態化するようになった積極的完食型と、初めからアニメを全部見ることを目的とする完食目標型がいる。ただ、後者でも全部のアニメを最初から最後まで見るうちに、楽しみ方がわかり最終的には前者になっていくということも多いような。とにかくどのアニメの話にもついていけるという強みがある。

 

切り捨て型

「○○、○話で切った」と殊更にアニメの視聴をやめたことを言いたがる人たち。

場合によっては1話Aパートで切った、とか開始5分で切った、とか(「切った」と言いたいだけなのでは?)ということも。後述の批評(批判)家型の一部とともに、アニメをいわゆる「減点方式」で見ている人たちとも言えるだろう。もちろん最後まで見る作品は最後まで見る。「0話切り」はただ見てないだけなのでこれには含まれないが、ただ視聴しなかっただけのことを「0話切りした」などと言うのはこの種の人にありがちなことだろう。

前述の完食型とは相容れない。聞いてもいないのにわざわざ「○○、○話で切ったけどまだ見てるの?」などと言うのは口論の種なので少なくともリアルではこれみよがしに言う必要はないと思っている。ネットではこの種の人はよく見かける印象があるが。

あくまで「切ったと言いたがる」ところに特徴があると思っています。 

 

批評(批判)家型

アニメを見て、批評(批判)することが好きな人たち。

こう書くと大仰だが、アニメを見た後あーだこーだと文句や感想を言うのが楽しいというのは誰にでもあることだろう。それをよりしっかりとやっている人たちがここに入る。「ここはいいけどここはダメ」というのなら普通なのだが、どうしても批判点の方が多くなってしまう印象も強い。批評するためには見なければいけないので、なんだかんだ言いながら最後まで見ていることが多い。アニメ批評ブログに見られるように、ネットでこの手の人は多い。というかみんな批評などしたいのだけれど、リアルでは憚られたり話を聞いてくれるような人がいなかったりでネットにあふれているだけのような気も。

 

クソアニメ愛好家型(自覚ありorなし)

いわゆる「クソアニメ」と呼ばれるものを好んで見る人たち。最初からその手のアニメを求めて見る人(自覚あり)と、自分の好きな、おもしろいと思ったアニメが「クソアニメ」と呼ばれるものである人(自覚なし)がいる。

「クソアニメ」の定義についてここで長々と書くわけにもいかない(し、自分自身も確固たる定義を自分の中に持っているわけではない)のでどういったアニメがここでいう「クソアニメ」に該当するのかは各々の頭の中で当てはめていただきたいが、この手のアニメを特に好む人たちは、特に最近多い気がする。テンプレというのが成熟し、テンプレがネタにすらなってきていることで、「クソアニメ」認定されるものが多くなってきたのが理由かもしれない。

彼らの言う「クソアニメ」はほとんどの場合褒め言葉である。時々、否定的な意味を込めた「糞アニメ」という言葉を使う人もいるが、その辺の言葉の使い方は人それぞれだろう。また、自覚なしの人はそのアニメを「クソアニメ」として楽しんでいるわけではないので、自覚ありの人とはいまいち相容れないことも多そうである。 

 

メジャーどころ押さえ型 (一般人型 )

注目作品、認知度の高い作品だけ見る人たち。特にジャンプ、ヤンジャン等の「非オタク雑誌」(まあまあ語弊のありそうな表現ではあるが)原作のアニメ(オタクといわれる人たちでなくても原作の認知度が高いアニメ)は見る、という人は一般人型と呼んでいる。

例えば今期(2015冬開始アニメ)であればジョジョ暗殺教室は後者の人が見ているアニメと言えるだろう。『進撃の巨人』なんかはその代表的なものである。前者としては、前期のFateのような、いわゆるビッグタイトルを見ている人と言える。その他のアニメはそもそも元から見ないだけという人も多いので、よく見られる「メジャーどころだけ見てアニメ好きですなんて言うな」という批判をするのではなく、他のアニメも薦めて立派な(?)アニオタに育ててあげよう。

 

原作から遠征型

 原作を知っている(読んでいる、やっている)作品がアニメ化されたものを見る人たち。その中でも原作を知らないアニメはほとんど見ない人たち。

その人のカバー範囲によってどれだけアニメを見るかも違ってくる。キャラなどの予備知識を全部知り、後の展開を知った上でアニメを見ることになるので、良くも悪くもアニメで初見の人とは見方が違ってくる。ともすれば原作厨などと揶揄されることもあるが、そのアニメが作られるのに貢献したということは忘れてはいけない。まあだからといって偉いというわけでもないのだが。

 

オリジナルアニメ愛好型

上とは逆に、原作なしのオリジナルアニメを好んで見る人たち。

オリジナルアニメの長所は、先の展開を知る人が制作以外にいないのでネタバレがなく楽しめること、またアニメオリジナルであるのでアニメというメディアに最適化されたシナリオ、設定が一から組めるということであると思っている。そういったオリジナルアニメに魅力を感じ、これを好んで見る人。オリジナルアニメが好きという人は一定数いると思うが、アニメオリジナルであるかどうかでそのアニメを視聴するかどうか決める、とまでなる人はそんなにいないように感じる。

 

 声優愛好型

 アニメの要素の中でも、声優に特に注目して見る人たち。

○○が出てるから見る、というタイプの人もいれば、有名声優からモブ声優まで幅広くカバーして注目している人もいる。アニメ好きなら声優もたいていは知っていて当然というのは多少なりともこのタイプの要素を持ってる人の考えで、実際にはアニメは好きでたくさん見るけど声優の知識はほとんどないという人はそれなりにはいるような気がする。

これがある方向に進むと声優オタクになり、ブログを周回し、イベントに行きまくるようになり、やがてアニメ自体からは離れていくという(偏見)。声優オタクというのと、アニメオタクとして声優に関して造詣が深いというはけっこう大きく違うと思っています。

 

スタッフ注目型

 監督や制作会社、シリーズ構成や脚本、作画監督などのアニメ制作のスタッフに注目してアニメを見る人たち。

その人が手がけたアニメたちを見た、知っている上で新たなアニメを見るときに注目しながら見ることになるので、比較的年齢の上の方にいくにつれてこのタイプの人が増えるような気がする。SHIROBAKOの影響でエンドクレジットなどに注目する人が増えたことでこのタイプの人もまた増えていくのだろうかなどとも考えている。

 

 

 

完全に自分の中でのタイプ分けですが、たいていの人はこの中の一つだけではなく複数に当てはまっていると思います。その中でも最もこれに当てはまってるなあというものはあるのでしょうけれど。自分がどういう態度でアニメを見ているのか一度振り返ってみてもいいですね。

なんにしても、いろんな見方をわかった上で自分の好きなように自分の好きなアニメを見るのが一番いいと思いますので、趣味のことでストレスをためないようにしていくべきではないでしょうか。

 

 

冬アニメじゃーい!!

そろそろ2015年の冬アニメも本格的に始まってきました。

自分が深夜アニメをいろいろと見始めたのが2013年の冬クールからだったので、今クールで3年目に突入ということになります。俺修羅とかビビオペとかを見ていたのが2年前かと思うとすごく昔のような気もしますし、つい最近のような気もしますね…

さて、冬アニメは今のところ『ミルキィホームズTD』と『アブソリュート・デュオ』しかまだ見ていませんが、ほぼ開始前の現時点での楽しみなアニメを挙げてみると、

ユリ熊嵐』『プラスティックメモリーズ』『艦これ』『少年ハリウッド』『新妹魔王の契約者』などでしょうか。また継続ですが『クロスアンジュ』『SHIROBAKO』はもちろん今クールもとても楽しみです。さらには『未確認で進行形』のBS11での再放送がとってもらったったらったったふぅふぅいぇいという感じです。

とは言え、開始前のこうした期待通りにはなかなかいかないもので、先ほど挙げたやつがクール終わりでもお気に入りとはなっていないものです。

逆に、開始前はマークすらしていなかったアニメの中からすごく好きなアニメが見つかったりすることもよくあって、そういうときがアニメを見てて一番うれしくなるときの一つだったりするんですよね。

そういえば2015年になって最初のブログ更新でした。

あけましておめでとうございます。そして今年もよろしくお願いいたします。

今年もたくさんアニメを見るぞ!(決意)

2014年のアニメで【打線】組んでみた

 

2014年も終わりなので、今年放映のアニメで打線を組んでみるやつします。ではさっそく、

 

1 異能バトルは日常系の中で(右) <秋>

2 バディ・コンプレックス(中) <冬>

3 SHIROBAKO(遊) <秋>

4 selector infected WIXOSS(三) <春>

5 クロスアンジュ 天使と竜の輪舞(指) <秋>

6 人生相談テレビアニメーション「人生」(一) <夏>

7 最近、妹のようすがちょっとおかしいんだが。(左) <冬>

8 月刊少女野崎くん(捕) <夏>

9 普通の女子高生が【ろこどる】やってみた。(二) <夏>

P 未確認で進行形 <冬>

 

 

こんな感じでしょうか。

 

前回のブログと合わせて読んでもらえるといいのですが、自分の中では「面白さ」を、打線を組むときは「パワー」と変換しているようです。

個人的にはみでしと野崎くんの動画工房バッテリーは16勝5敗 防御率2.03 くらいいけるのではないかという感じで非常にお気に入りです。

 

今年のアニメで最終話まで全部見たアニメは、数えたところ103タイトルでした。もちろん今後随時回収していくつもりではありますが。

最終話まで見れてないアニメは今回の選考からはじいていますが、最終話まで見終わってたら今回入れてたかもしれないなあというアニメは、ハイキュー!!、健全ロボダイミダラー、ピンポンなんかでしょうか。

今回の打線組みも気分によってある程度変動しそうなものではありますが…

 

こうしてみると、豊作だったと感じていた春アニメから一つしか選ばれてないのが意外な気もします。

 

本当は「ヒロイン」とかでも打線組みたいのですが、もう紅白も始まってしまった時間なのでこの辺で…

 

来年2015年はどんな打線が組まれるのでしょうか。それではよいお年を~

 

 

アニメ評価の3つの形容詞

 

私がアニメを見て感想を言うとき、3つの形容(動)詞を主に使っています。

 

一つは「好きだ」

一つは「面白い」

一つは「いい」

です。

 

つまり、自分の中には「好きなアニメ」と「面白いアニメ」と「いいアニメ」がそれぞれ別の基準で存在しているのです。私の一番好きなアニメ、一番面白いと思うアニメ、一番いいと思うアニメはそれぞれ『ファンタジスタドール』、『selector infected WIXOSS』、『SHIROBAKO』です。(2014年12月30日現在)

それぞれ別の基準があるので、自分の中で「面白くはないけどいいアニメ」や「面白いけど好きではないアニメ」なんかがあります。もちろん、「好きだし面白いしいいと思うアニメ」もあります。

 

それぞれの基準は自分の中でもはっきりかたまっているわけではないし、時によってブレていることもあるとは思いますが、一応今のところ考えているところを書いておきます。

「好きなアニメ」、これは最も作品の全体的な雰囲気というか、その作品がどうか、という話です。アニメの内容そのものもそうですが、それよりも例えば、その作品の知名度であるとか、ファン層がどんな感じかであるとか、放映前の注目度がどうであったかであるとかなどによる基準です。

私は性格上あまり有名な作品や注目度の高い作品なんかはどうしても好きになりきれないところがあります(もちろん例外もありますが)。このことの是非は置いておいて、例えば自分の中の好きなアニメとして挙げられるものに先ほど挙げた『ファンタジスタドール』以外に今年夏期クールに放映された『少年ハリウッド』があります。このアニメは、絵柄やどうも男ばかり出てくるらしいことなどから、注目度はかなり低かったと思います。しかし見ていくうちにだんだんと世界に引き込まれていき、少し異彩を放つ、どうにも僕好みのアニメとなりました。主題歌がとてもいい歌だったことも好きな要素の一つでしょう。

換言すると、「注目度が低くあまり有名でもないけれど、(少なくとも自分を含めたある一定の人たちには)魅力的な作品で、不思議と引き込まれてしまう」ようなアニメを「好きに」なることが"多い"、としておけるでしょう。

 

次に「面白いアニメ」ですが、これは自分の中ではかなりわかりやすく、「ガツーン」と来るタイプのアニメです。分かりやすいワクワク、ドキドキ、ハラハラ、また爆笑できるようなアニメを「面白いアニメ」と呼んでいます。3つの基準の中では一番「人にお薦めできるアニメ」と等しいとも思います。

このタイプのアニメはわりと分かりやすく面白いので、有名な作品や注目度の高い作品とかぶりやすく、先ほどの「好きなアニメ」とはかぶりにくい傾向にあるように思います。つまり、「面白いし好きなアニメ」は実のところ自分の中ではあまり多くないつもりでいます。

「○○のシーンが面白かった」「○○のセリフで笑った」などと具体的にどこがいいということを言いやすいことも「面白いアニメ」の特徴かなあと思っています。

 

最後に「いいアニメ」、これは陳腐な言葉ではありますが「グッとくる」とか「ジーンとくる」とか「心が震える」とかいう感情を抱かせるアニメ、もしくはだいぶ違ったように思われるかもしれませんが、いわゆるお色気シーンを多用するアニメもこの「いいアニメ」として評価することがわりと多くあります。先ほど「いいアニメ」として『SHIROBAKO』を挙げましたが、このアニメは本当に"""いい"""アニメだと思います。見ていて私は「あ"ぁーっ」とか「そうなんだよなあ…そうだよなあ…」とかの独り言をついつい感極まって口に出してしまうのですが、そういう風に心を(口まで)動かされるのは「いいアニメ」だなあと思うわけです。

後半のお色気アニメですが、こちらも場合によっては(というかキャラや見せ方が良ければ)「いいアニメだなあ…」という感想にたどり着きます。『精霊使いの剣舞』なんかは面白いとは言わないけれども、なんというか安心感のあるようなテンプレラブコメお色気がいい具合に随所に存在して、「いいアニメだなあ…必要だなあ…」と感じてしまうわけです。いずれにしても自分の持っている"ポイント"を撃ち抜かれるアニメのことを「いいアニメ」と呼んでいるのだろうと思っています。

また「いいアニメ」は「最高」とか「素晴らしい」などと形容することもままあります。

 

 

私はこれらの3つの評価基準を考えながら、例えばお薦めのアニメであるとか、アニメの点数的な評価を考えているということになります。なんにしてもこれらの基準は自分の考えであるので、他人とは形容の仕方は同じでもその基準が違ったり、そもそも僕にとって「好きな」「面白い」「いい」アニメが他人のそれと同じになることはそうそうないのですが。

なんにしても一応こんなふうにアニメを見て感想(感覚)を抱いていますよ、という話でした。

 

 

年の瀬に

生まれてこの方個人ブログというものはやったことがなかったのですが、なんとなく始めてしまいました。最初なので少しプロフィール的なものを

 

アニメを見ることが好きで、特にtwitterでよく実況をしています。ブログではアニメのことで少しまとまったことを書きたいなあと思っています。

 

一番好きなアニメは『ファンタジスタドール』です。ブログのタイトルも同アニメのサブタイトルを意識しています。もしかしたらこのブログでもファンタジスタドールへ言及することもあるかと。

 

 

アニメ以外では艦これをわりと長いことやっています。一番好きな艦は夕張です。

城プロも始めましたがこちらはまだまだこれから

 

マンガで好きな作品は『ハヤテのごとく!』『勝手に改蔵』『炎の転校生』など それほどマンガは読みませんが…

 

趣味であるアニメですが、見始めたのが2013年と最近で、それ以前のアニメに関してはあまり明るくないのでその辺はご容赦くださいです